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2014年12月23日 (火)

鳥好きの戯言 【3】

【1】【2】では、最近の鳥飼い事情について書いてみた。
書くに当たり昔の鳥飼い事情を思い出してみて、
随分変わったものだと再認識した次第だ。


例えば、鳥の餌。




鳥の餌と聞くと、多くの人はスーパーなどのペット用品の棚に並ぶ、
細かい粒粒の入った鳥の絵(写真)の袋を思い描くのではないだろうか。
あの細かい粒粒は、粟や稗やキビやカナリーシードなどの雑穀だ。
『皮付き』と『ムキエサ』があるが、配合さえ違うものの大体内容は一緒で、
驚くことに私の知る限り40年以上前から変化していないのである。

この配合餌で飼育出来る鳥は、
小型のフィンチ類と小型~中型のインコ類といった幅広い洋鳥(※1)に渡る。


“小鳥の餌”は、一緒の棚に並ぶ犬や猫の餌より安価でお手ごろ価格だ。
小鳥は、この“小鳥の餌”だけで飼育する事が可能である。(※2)
小鳥の飼育の容易さは、正にこういった手軽さにも左右されたことと思われる。
ただし、けしてお勧めはしない。
スーパーなどで購入出来る“小鳥の餌”は、
火急の事情などで、普段からの餌を購入出来ない時に限った方が良いだろう。






では、近年の小鳥達はいったい何を食べているのか。
実は、大半は40年以上前から変わらない、雑穀の配合餌・・・と思われる。
元来、彼らの食性が概ね穀食性である事から、この事はなんら問題はない。
(文鳥は雑食性で、昆虫も食べる)
この20年ほど前よりペレットと呼ばれる飼料が一般に出回るようになったが、
おそらく多くの小鳥達は、今でも雑穀の配合餌を食べている。


「さっき、お勧めはしないって書いたばかりじゃないか!」
とおっしゃる方も(読んでいる人が居るとは思えないが)おられるだろう。




何故か。


スーパーなどで売られている“小鳥の餌”の原材料は、
ほぼ100%が輸入品で品質が良くなく、だからこその安価なのである。
昔は国内産の、人が食べるものとして栽培された穀物を飼料に転化していたようで、
現在の“小鳥の餌”とは品質が違っていたらしい。
だから、お勧めはしないのだ。



でもこの事実は、私などに指摘されるまでも無く、
鳥飼いの基本として認識されつつある・・・と思う。

折りしも、現代はネット時代である。
高品質の飼料を使用した、鳥専門店の配合餌が手軽に購入出来るようになった。
そして、数少ないとは言え鳥専門医も幾らかおられ、
摂取栄養についてもご教授願える時代だ。
こうして近年の鳥飼いは、大切な家族の為に食事を選ぶようになったのだ。





40年以上鳥を飼い続けている私にとって、
この変化には、目を細めて笑顔になるしかない。

どうか愛する家族の為に、安全で品質の良い食べ物を選んで頂きたい。
そして、彼らと長く楽しい日々を送って欲しいと願って止まない。






※1 小型フィンチ:文鳥・十姉妹・錦華鳥・胡錦鳥など
小型~中型インコ:セキセイ・コザクラ・ボタン・オカメなど。
(カナリヤだけは羽色や声音を楽しむ鳥な為、多少違った餌になる)
これに対して和鳥と呼ばれるメジロやウグイスなどの場合、
日本では古来より“すり餌”と呼ばれる特殊な飼料で飼育されてきた。


※2 健康的に長生きさせる為には、
当たり前だが“小鳥の餌”だけでは無理だ。はっきり言って小鳥が可哀想である。
人間だって、水と米だけでは健康に長生きは出来ない。
同じことである。










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